概要
デジタルアクセラレーションの推進に伴い、組織の攻撃対象領域が拡大し、ネットワークの複雑化も進んでいます。同時に、サイバー脅威の自動化とイノベーションも進んでいます。今日の組織は、期待されるセキュアで優れたパフォーマンスのユーザーとアプリケーションの接続を実現する新しいアプローチを必要としています。
ガートナーはサイバーセキュリティメッシュアーキテクチャ（CSMA：Cybersecurity Mesh Architecture）を、2022年の上位の戦略的テクノロジートレンドの1つとして挙げ、組織がコラボレーションエコシステムの一部としてサイバーセキュリティメッシュを採用することで、サイバーセキュリティ攻撃による財務的損失を90%削減できると指摘しています。レポートを読む
CSMAについてのガートナーの説明は、新しいイニシアチブのように聞こえるかもしれませんが、この種の保護は、フォーティネット セキュリティ ファブリックという形で10年以上前から存在しています。
FortiOSで動作する業界最高パフォーマンスのサイバーセキュリティメッシュプラットフォーム
- デジタル攻撃対象領域と攻撃サイクルの拡大に対応し、デバイス、データ、アプリケーションを保護する、自己修復型のセキュリティとネットワーキングを実現します。
- コンバージェンスと統合の概念を組み合わせることで、ユーザーからアプリケーションまでの包括的でリアルタイムのサイバーセキュリティ保護を提供します。
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ファブリックを構成する3つの属性
BROAD（幅広い）
あらゆる場所で脅威を検知し、セキュリティを適用する
フォーティネットの広範なポートフォリオは、エンドポイント、ネットワーク、クラウドを保護する、ネットワーキングとセキュリティが統合されたコンバージドソリューションを提供します。これにより、すべてのデジタル攻撃対象領域とライフサイクルにわたって、高性能な接続性と連携したリアルタイムの脅威検知とポリシーの適用が可能になります。
INTEGRATED（統合化）
セキュリティギャップを解消し、複雑さを軽減する
トップクラスのテクノロジーに、AIを活用した一元的な分析と自動化された防御を統合することで、異なるテクノロジー、場所、導入環境で一貫性あるセキュリティと簡素化された運用を可能にします。
AUTOMATED（自動化）
脅威の防止にかかる時間を短縮し、運用を効率化する
クラウドのスケーラビリティと高度なAIを活用したコンテキスト対応の自己修復型ネットワーク / セキュリティ態勢により、ユーザーとアプリケーションを連携させた保護をほぼリアルタイムかつ自動的に提供します。プロセスの自動化によって大規模導入環境の運用が簡素化されるため、ITチームがイノベーションに集中できるようになります。
フォーティネット セキュリティ ファブリックの柱（ピラー）
1つのオペレーティングシステムでフォーティネット セキュリティ ファブリックが動作し、他のどのソリューションより多くの導入モデルを提供することで、多種多様なユースケースをサポートします。これには、物理、仮想、クラウド、XaaS（X-as-a-Service）の環境が含まれ、業界で最も広範なエンドポイント、ネットワーク、クラウドのエコシステムと製品ポートフォリオがユースケースをサポートします。
FortiGuard AI活用セキュリティ
すべてのFortiGuardセキュリティサービスがフォーティネット セキュリティ ファブリックにネイティブに統合されるため、攻撃対象領域全体での迅速かつ協調的な検知と適用が可能になります。継続的にリスクが評価され、セキュリティ ファブリックが自動的に調整されることで、既知および未知の最新の脅威からのリアルタイム保護が実現します。
FortiGuardサービスは、FortiGuard Labsの実績ある機械学習と人工知能のモデルを活用し、ネットワーク、エンドポイント、クラウドからフィードされる統一されたデータセット、独自の調査、業界全体のコラボレーションに基づくデータを利用して提供されます。
セキュアネットワーキング
フォーティネットのセキュアネットワーキングは、ネットワークインフラストラクチャとすべてのエッジの高度なセキュリティの密接な統合により、デジタルアクセラレーションの課題を解決します。これにより、一貫性あるポリシーと優れたユーザーエクスペリエンスをハイブリッドワーカーに提供します。
ゼロトラストアクセス
フォーティネットのゼロトラストアクセスは、あらゆる場所でホスティングされるアプリケーションとあらゆる場所のユーザーを安全に接続します。一貫性あるシームレスなエンタープライズクラスセキュリティをすべてのアプリケーションとすべてのユーザーに提供し、きめ細かいコンテキスト対応のポリシーに基づいて認識したリスクに自動的に適応します。
アプリケーションセキュリティ
フォーティネットのクラウドセキュリティソリューションは、クラウドインフラストラクチャ全体の可視化と制御を可能にすることで、データセンター内やクラウドリソース間のアプリケーションと接続を保護しつつ、クラウドコンピューティングのメリットを最大限に活用できるようにします。さらには、コンテキスト対応ポリシーがこれらの環境にも拡張されるため、FortiGuard AI活用セキュリティサービスとの統合により、協調型の脅威レスポンスを提供します。
オープンエコシステム
ファブリック レディ パートナーの多様なソリューションとシームレスに統合することで、ファブリックを複数の組織に拡張できます。広範なエコシステムの実現により、エンタープライズセキュリティアーキテクチャのギャップを最小限にしつつセキュリティのROI（投資収益率）を最大限にでき、これらすべてを1つの管理コンソールで管理できます。